前回の続きの記事になります。
まだ前編をご覧になっていない方は、ぜひ前編の記事もご覧ください。
ゲームを作ると決めてから最初にやったこと後編
今回は、”どうやって学べばよいかのか調べる”から解説していきます。
どうやって学べばよいのか調べる
前回までで、個人ゲーム開発について必要なものや、ゲームの作り方をざっくりと調べましたが、次は実際に自分が未経験からゲームをつくるにはどうやって学べばよいのか調べます。
まず、最初に思い浮かぶこととしてゲームの専門学校等のスクールに通うという選択肢です。
①ゲーム専門学校・オンラインスクール
ゲームの専門学校は全国の主要都市にあり、東京や大阪などの大都市ではゲームの専門学校だけでも3DCGに特化して学べたり、現役のゲーム開発者から最新トレンドについて学べたりと自分の進みたい分野に向けた色々な選択肢があります。社会人向けに、週1回のみの通学で可能なプランがあったりと働きながら通うことも可能なようです。
しかし、専門学校なので学費が年間100万円くらいかかったりと、通学の負担やお金の面で私には現実的ではありません。
また、オンラインで学べるスクールもありますが、数カ月で数十万ほどの費用がかかるようです。専門学校に比べたらかなりの格安ですが、私はまだゲームを1度も作っていない状態です。
ゲーム開発が自分に合っていないかもしれませんし、やってみたら全然楽しくないかもしれません。
まずは少ない費用から初めて、本当に自分が必要だと思ったタイミングで初めて検討するようにします。おそらく利用することはないとは思いますが
②Youtube、ゲーム制作者向けWebサイト
高い教材に手をだすのは止めて、まずは無料で学べないか調べました。
調べていくとYoutubeに、Unreal EngineやUnityの初心者向けの解説動画が沢山上がっています。
いくつかの動画をさらっと観ましたが、どれも分かりやすくて最初はYoutubeで学ぶのが良さそうだなと思います。
ここで私が見てお勧めできると思ったものを紹介します。スキップを使用しながら最後までみたので、実際にこのチュートリアルを制作してはいないのですが、下記の動画はわかりやすくてこの動画から最初に学ぶのもいいと思います。私も後でまた見返して、実際にこのチュートリアルを制作してみようと思います。
動画は6時間という大ボリュームですので、これが無料だなんて本当に信じられないくらいです。
Youtubeの他に無料で学習できるツールとして、ゲーム制作者向けにゲーム作りの情報を発信している情報サイトがいくつかあります。初心者向けのゲーム制作チュートリアルを用意してくださっているサイトもあるので、これも活用していきたいと思います。
個人ゲーム開発は、エラーが起こったり、原因不明の現象が起こっても自分ひとりで調べて解決しなければいけません。参考になる情報サイトをいくつか知っていると解決の糸口が見つかりやすくなるかと思います。
以下、参考になりそうな情報サイト
ゲーム制作の最新情報を教えてくれる。無料のメールマガジンに登録すれば毎週月曜日に今週のトピックスなどをまとめて紹介してくれる。Unreal Engineについての情報がメイン。ゲーム開発者向けのイベントやゲーム業界の知識、Unreal Engineの使い方、インディーゲームの紹介、アセット使い方レビュー等。内容が豊富で幅広い。私も毎日このサイトを見てる。
エンジニア向けの情報共有サイト。ゲーム開発を行っていてエラーが起きてどうすれば良いのかわからないときにここで検索して探すことができる。個人ゲーム開発をしている人は、ほとんど利用している感じがする。今後、利用していきたい。
言わずもがな公式サイト。公式がゲームエンジンの各要素を細かく解説してくれている。チュートリアル動画も豊富。ただし、日本語翻訳されていないものもある。エンジニアは公式ドキュメントを読めとどこかで聞いたことがあるが、間違いなくここが機能の説明について一番詳しく書いてある。ただし、初心者には難しすぎて意味不明。ちょっとずつ活用していきたい。また、オンラインコミュニティもあり、ゲーム開発に困ったらここで聞いてみるのも良いかもしれない。
その他参考になりそうな技術ブログも多数あったので、今後活用させていただいておすすめできると感じたらまた紹介いたします。
③Udemy
先ほど紹介したYoutubeの動画を見ていて、動画の投稿者様はUdemyという動画学習サイトでゲーム開発について教えている方でした
(画像はUdemy公式サイトより引用)
軽く説明いたしますとUdemyはビジネスパーソンに向けて、映像、写真、音楽、語学、ITスキル、ビジネススキルなど様々なスキルを動画学習という形で販売しているサイトです。私もCMなどで見たことがあるので知っていました。
ゲーム制作者向けに、Unreal EngineやUnityについての講座もありますし、3D制作者向けにBlenderなどのCG制作を教える動画も豊富にありました。(*Blenderとは、3DCGを制作するソフト。UnityやUnreal Engineで動作するキャラクターモデルを作成することができる。)
Udemyはオンラインスクールとは違って、学習したい内容の講座を購入して、いつでも好きな時間に購入した講座を見て学習できるので忙しい社会人にも使いやすいと思います。
気になる講座の値段ですが、このサイトは頻繁にセールをやっていて、2万円するような講座が2000円くらいで購入できたりします。私が見る限りだとほとんどすべての講座がセールになるので、セールになったタイミングで購入するのが良いです。
本でも専門的な内容のものだと4000円くらいしたりと高額なのに、専門的な内容を動画で学べてなおかつ数千円で購入できるのは破格の値段だと思います。
Unreal Engineの講座で先ほどのYoutubeの解説動画のように分かりやすいものがないか調べました。
作って覚えるアンリアルエンジン【Unreal Engine 4】~ダンジョンゲーム編~という講座がセールで安くなっており、講座時間も18時間もあって、値段に対してコスパが良いなと思いましたのでUnreal Engineを最初に学ぶ教材として購入しました。
Unreal Engineは現在、Unreal Engine5が最新バージョンで、4は古いバージョンでだいぶ使い方が変わっているとのことでしたが、調べてみると基本的なことはUE4もUE5も変わらないそうです。この講座のイントロダクションを見ましたが、非常にシンプルな内容で、ベストセラーの人気講座だったこともあり最初に勉強するものとして問題ないだろうと判断しました。
最初はYoutubeで学ぼうと思っていましたが、Udemyだと動画がより体系的にまとまっていて、有料の動画だけあってクオリティが高いように感じます。まずはこの講座をやってみてYoutubeも今後活用したいと思います。
Udemyの初心者用講座に取り組む
いよいよゲーム開発のスタートとしてUnreal Engineについて学んでいきます。
タイトルにUdemyの初心者用講座に取り組むとありますが、最初は先ほど紹介したゲームメーカーズさんで紹介していた初心者向けのチュートリアルからスタートしました。
(画像はゲームメーカーズ様より引用)
60分で出来るということなので、はじめに触るには良いかと思いましたが、実際に取り組んでみて、私は3時間以上かかってしまいました。Unreal Engineをダウンロードするところから始めると、60分では終わらないと思います。私はちょっと要領が悪いところもあるので、時間がかかるのは想定内です。
実際にゲームエンジンを触って、ゲームを作るという感覚はパソコンのデータ上のことではありますが、ものづくりをしているようでとても楽しくできました。わからないことだらけで、迷いながらではありますが。
さて、次にUdemyで購入した講座に取り組んでいきます。
(画像はUdemy公式サイトから引用)
この講座は、Unreal Engine4で解説しているので、動画に沿って同じバージョンのUnreal Engineをダウンロードしました。バージョンについてですが、Unreal Engineでは簡単にバージョンを変えることができるみたいです。Unreal Engineのライブラリで使用したいバージョンを選んでダウンロードするだけで、どこかのWebサイトからインストーラーを探してダウンロードするような面倒くさいことはしなくても大丈夫なようです。
またUE4を使用してみると、UE5との差にかなり違和感を感じました。最初にUE5を触った後だとUE4が少し古臭くも感じましたが、この講座に取り組んでいく中ですぐに慣れてしまいました。
この記事を書いている私は、すでに講座を修了していますが、講座の動画だけでも18時間。途中で動画を止めて作業して、確認してを繰り返すとそれの倍近い時間はかかってしまいます。
最初にやるなら、10時間以下で終わるくらいのボリュームの講座でもよかったかもしれませんが、この講座を修了して思いましたが、これだけのボリュームでも初歩的な内容から逸脱していません。紹介できていない機能も沢山あるようで、Unreal Engineの難しさだったり、これから覚えることや調べなければいけないことが膨大にあることを実感しました。
また、私はこの講座に取り組むにあたり、理解できるまで繰り返し学習したりといったことは一切していません。一直線で講座を最初から最後まで学習しました。途中でわからないことやできないことがありましたが、このゲーム制作の根幹にかかわることではなかったので、少し調べてわからなかったら飛ばしてどんどん先に進みました。ゲーム開発の一連の流れを理解して、あとで薄っすらとこんなことをやったなぁと思い出せれば、今はそれで充分かと思います。理解できるまでやっていたら、難しすぎて途中で挫折してしまいそうだったのもあります。
私は、2024年8月16日から個人ゲーム開発を始めていますが、この講座に取り組んだのは8月18日くらいからです。そして、終了したのが2024年9月27日です。1か月以上もかかり、修了するまでに取り組んだ時間は34時間以上です。ゲーム開発に充てている時間が少ないのはわかっていますが、平凡な社会人が時間を作りながらゲーム開発に取り組んだと考えれば平均的?くらいの期間ではないでしょうか。
そしてこの講座を最初に未経験者が取り組むべきかについては、おすすめはできるが、想像しているより難しいしボリュームも多いので、途中で挫折しないようにある程度理解はあきらめて進めた方がいいかもしれないとだけ伝えたいです。
Udemyの講座レビューでは、サクサクと進めることができましたと言っている方もいたので、理解が早くて、集中力のある方は1~2週間もあれば簡単にできてしまうかもしれません。
この記事を見ている方の参考になれば幸いです。
あとがき(Unreal Engine初心者向け情報)
最後に、Unreal Engine初心者向けにおすすめの記事があったので紹介しておきます。
Unreal Engine初心者向けに、習得までのロードマップを紹介してくださっています。Youtubeの動画もあるので、時間があればさらっと見ても良いかもしれません。
こちらも同様にUnreal Engine初心者向けに、習得までのロードマップを紹介してくださっていますが、より具体的に細かく記載されています。私が購入したUdemyの講座もここで紹介されていました。
個人的には、このスライド資料がUnreal Engineを学ぶ上で一番参考になりました。私もこのスライドに沿って学習をしているといってもいいです。
また、ここで紹介されていたインディーゲームサバイバルガイドという本は私も購入して読みました。これからのゲーム開発をイメージできるようになったので、この記事を読んでいる皆さんもまだ読んでいない方がいたらおすすめいたします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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